技術的なアピール方法の整理メモ
※この記事はポエムとなりますm(_ _)m
IT と一口に言っても家電製品の組み込みからWEB サイト、モバイルアプリなど幅広くあり、使う技術も変わってきます。 また各社それぞれに考え方があり、技術的な指向も色々あるかと思われます。
私が転職活動をしていた時、各社どんな技術をどのくらいのレベル感で取り扱っているかがとても気になっておりました。 これらの情報は意識的に発信していかないと意外となかったりするので、そもそもどんなアピール方法があるのか整理してみました。
アピール相手の整理
技術的なアピールをする相手は大きく分けて下記3つと考えてみました。
- IT 人材(現職)
- IT 業界に興味のある人(新卒、他業種からの転職など)
- 一般の方(投資家、消費者など)
それぞれの知りたいことを、個人的な見解として書き出してみるとこんな感じでしょうか。
対象 | 知りたいこと |
---|---|
IT 人材 | どんな技術をどのくらいのレベル感で使っているのか |
IT 業界に興味のある人 | ちゃんとやっていける環境なのだろうか |
一般の方 | 聞いたことのない会社だけど、本当に大丈夫なの? |
本当にそうかどうかは自信がないですが、ひとまずこれをもとに話を進めてみます。
アピール方法
ぱっと思いついたのを書いてみたので、色々散らかってますm(_ _)m
主な対象 | アピール方法 | 目的? |
---|---|---|
一般の方 | 製品広告 | 製品を覚えてもらうことで、聞いたことのない会社からどこかで聞いたことのある会社に出来たら |
一般の方 | ホワイトペーパーなど | 会社の取り組みを知ってもらい、安心感を提供できたら |
一般の方 | SNS やプレスリリース | フランクに現時点で会社がやっていることを知ってもらえたら |
IT 業界に興味のある人 | 求人広告 | 聞いたことのない会社からどこかで聞いたことのある会社に出来たら |
IT 業界に興味のある人 | 採用サイト | どんな会社で、どんなお仕事なのかを知ってもらい、実力を発揮できそうかの判断材料を提供できたら |
IT 業界に興味のある人 | 研修の取り組みの案内 | 日本は非IT 関連学校出身者が多いので、どう仕事を身につけていくかを知ってもらい、業務をこなしている姿を思い描いてもらえたら |
IT 人材 | 求人サイトのスカウト | 求人倍率が5 を超えると聞くので、まずは候補にするかどうかのきっかけを作れたら |
IT 人材 | 技術ブログ・技術同人誌 | 技術的な取り組み、レベル感をお伝えできたら? |
IT 人材 | 勉強会・カンファレンス | 技術的な取り組み、レベル感をお伝えできたら? |
未整理
- OSS へのコミット → プレスリリースのコンボ
- カンファレンスのスポンサード → プレスリリースのコンボ
気になった他社の取り組み
技術水準化の取り組み
メンバー間の知見の共有って、なんだかんだ越えなければいけないハードルが多いかと思いますが、 独立した組織を使ったアプローチをしている会社さんがあると知って、気になったのでメモしていきます。
- TIS グループ
企業主催の技術カンファレンス
- CyberAgent
- LINE: LINE DEVELOPER DAY
- 翔泳社: Developers Summit
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新卒研修の資料公開
各社、資料を公開してくださっているので、一人のエンジニアとしてとても好感を持ちました。 例として下記の会社さんを取り上げましたが、おそらくそれ以外にもいっぱいいらっしゃるかと思われます。
- 2021年のエンジニア新人研修の講義資料を公開しました - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ
- GMOペパボのエンジニア研修2021の資料を公開します - ペパボテックブログ
- 株式会社リクルート エンジニアコース新人研修の内容を公開します!(2021年度版)
- 今年もミクシィの22新卒技術研修の資料と動画を公開していきます!(ゴールデンウィーク前編) - mixi developers
- 新卒エンジニア研修の講義資料を公開!技術力も圧倒的に成長するチーム開発研修とは | CyberAgent Developers Blog
- ゆめみのiOSエンジニア研修を公開します! - Qiita
その他は例えばgcchaan/研修資料まとめ.md | GitHub を参考に各社拾っていくといいかもしれません。
テックブログ
個人的に思うこと
アピールが目に留まる時っていつだろう?
順位をつけるとしたら、こんな感じでしょうか。
- 技術ブログ
- 普段の業務を思い描くと、実装に詰まった → WEB 検索するノリなので
- 何か問題を解決するための記事じゃないとSEO 的に引っかからないのが辛い……
- Stack Overflow さんが最初に引っかかって、Qiita さん、Zenn さん等のサービス、……そしてやっと個人ブログ、会社の技術ブログの順(※個人の感想です)
- 勉強会やカンファレンスの資料
- いい資料はSNS 等でシェアされることが多いので、なんだかんだ目にする
- とはいえ、開催されていたことを知らないとそもそもスルーしちゃう(スライド資料は画像なので、意外と検索に引っかからない気がするのです)
- 勉強会、カンファレンスの開催
- たまには行ってみるかと思い立って初めて見る気がする(※個人の感想です)
- 特になし
- 転職とか考えない限り、求人サイトや採用サイト見ない気がする(※個人の感想です)
継続的に取り組めそうなことってなんだろう?
個人的に遅筆なので、勉強会等の発表資料やブログの執筆はとても時間がかかるのですが、 色々業務をやってきた感想も考慮すると、その準備時間を確保するのはとても大変だと思っています。
そこで比較的長いスパン(例: 年1) で、いっそのこと文化祭のようなノリで取り組むとしたら下記のあたりがいいかもしれません。
- カンファレンス
- RFP の提出とか考えると思ったより準備時間はないかもですが、多くても年2くらいの頻度なのでいいかもしれません
- 技術同人誌
- 売れない可能性もありますが、比較的長いスパンなので思い思いにできていいかもしれません
とは言え、長いスパンだと覚えてもらうより先に忘れられるので、短いスパンの定期的な何かを組み合わせると良い気がしております。 個人的なおすすめは発表等の資料準備がいらないので、「もくもく会」を推していけたらと思ってます。 まとめると、こんな感じでうまくいけたら嬉しいなとぼんやり思っております。
- 短いスパン: 月1くらいで1くらいでもくもく会を開催する
- 長いスパン: カンファレンスや技術同人誌等に取り組む