Redmine の構築メモ

概要

業務でプロジェクト管理ツールのRedmine を使っているのですが、 いまいち良く分かっていないので、試しにローカル環境へ導入してみることにしました。 その作業のメモをここに記録していきます。

作業メモ

構成メモ

• Redmine のDocker イメージを使用する
  • シンプルのまま運用したいのでDB はSQLite のままとする
  • Docker コンテナ内のデータを永続化するため、いくつかのパスをホスト側のストレージへマウントする
  • Docker コンテナ名は redmine-me とする
• Redmine のWeb サイトは http://localhost:3000 で表示できる
• 下記のRedmine プラグインを導入する
  • チケットパネル （Redmineプラグイン）

手順メモ

Redmine バージョン 5.1.2 で試した際の手順となります。

1. ホスト側
   1. Docker エンジンを起動する
   2. 永続化用のストレージを配置するパスに移動してから、下記を実行する

      docker run \
          -p 3000:3000 \
          -v $PWD/files:/usr/src/redmine/files \
          -v $PWD/plugins:/usr/src/redmine/plugins \
          -v $PWD/sqlite:/usr/src/redmine/sqlite \
          -v $PWD/themes:/usr/src/redmine/public/themes \
          -d --name redmine-me redmine
      

   3. (Docker コンテナが権限エラーでStop になった場合) 下記コマンドを実行し、Docker コンテナを起動する

      sudo chmod 777 sqlite/
      

2. Docker コンテナ内
   1. 先の手順で起動したDocker コンテナ内に移動する
   2. 下記のコマンドを実行しチケットパネル （Redmineプラグイン） を導入する

      git clone https://github.com/redmica/redmine_issues_panel.git /usr/src/redmine/plugins/redmine_issues_panel
      

   3. Docker コンテナを再起動し、プラグインを有効にする
3. Redmine のWeb サイト
   1. 任意のブラウザでhttp://localhost:3000 を開く
   2. 初期設定を使って、管理者権限でログインする
      • ID: admin
      • PW: admin
   3. 「管理」を表示し、「デフォルト設定をロード」を実行する
   4. 「管理」 > 「設定」 > 「表示」を表示し、下記を変更する
      • 「デフォルトの言語」を「Japanese（日本語）」にする
      • 「ユーザー名の表示形式」を調整する
   5. 「管理」 > 「設定」 > 「認証」を表示し、下記を変更する
      • 「認証が必要」を「はい」にする
      • 「ユーザーによるアカウント登録」を「無効」にする
   6. 「管理」 > 「設定」 > 「プロジェクト」を表示し、下記を変更する
      • 「デフォルトで新しいプロジェクトを公開にする」のチェックを外す
   7. 「管理」 > 「設定」 > 「ユーザー」を表示し、下記を変更する
      • 「ユーザーによるアカウント削除を許可」を「OFF」にする
   8. ユーザーや、プロジェクト等を整備する

参考文献

• redmine - Official Image | Docker Hub
• 入門Redmine 第6版
• チケットパネル （Redmineプラグイン）